女性の美しさを左右する大きなポイントとなるのが口元です。
喋っている時や笑っている時など、男性は意外と口元もチェックしており、キレイな様子ですと良い印象も持たれやすいです。
そのため歯そのものをキレイにしたり歯並びを良くするように努力する女性もいます。
しかしながらそうした女性でも、案外歯茎の美しさについては特に対処していないことが少なくありません。
もし歯茎の血色が悪く黒っぽい場合は不健康に見えてしまいますので、自己管理ができていない女性に見られてしまうこともあります。
また、喫煙者の場合は色が悪くなるため、もしかしたらタバコを吸う人なのかと勘繰られてしまうこともあるでしょう。
歯茎は本来、キレイなピンク色をしていますので、健康的且つ清潔な印象を与えるには元の色合いを取り戻すことが大切です。
そしてそのためのひとつの方法としてピーリングが挙げられます。
これはケミカルピーリングやガムピーリングなどとも呼ばれる施術なのですが、黒ずんだ歯茎を健康的な色合いに戻すためにも有効です。
また、歯のホワイトニングとセットで行うことで白さが引き立ち、益々美しい口元に見えやすくなります。
キレイになる仕組みは、ホワイトニング剤によって歯肉を再生させられる点にあります。
特殊な薬剤を塗布することで黒くなってしまった部分を剥がし取り、本来の美しい歯肉を復活させることが可能です。
具体的な施術の内容としては、まず虫歯や歯周病などがある場合は先に治療をしなければいけないことがあります。
虫歯があると薬剤が沁みてしまう恐れがあるほか、歯周病ですと歯茎の状態が良くないために治療ができません。
最大の効果を発揮させるにはコンディションを整えなければいけませんから、何らかの問題がある場合はすぐに治療ができないこともあるでしょう。
なお、虫歯や歯周病への対策はきちんと行うことが大切です。
いずれも歯茎を変色させてしまう可能性がある症状だからです。
例えば虫歯部分に被せ物をしていると黒っぽく見えてしまったり、歯周病に関しても症状が進行すると同じく黒っぽい見え方をさせてしまいます。
そもそもの暗く見せている原因から取り除かないとホワイトニング効果も出にくくなるのです。
下準備ができたら施術を行いますが、まず表面麻酔を行って痛みが起こらないようにします。
ピーリング自体は刺激性があるため、麻酔なしで行うと痛みが生じてしまうからです。
そして表面麻酔を行ったらホワイトニング剤を塗布しますが、すると薬剤が反応してホワイトニング効果を発揮します。
その後、中和をさせて当日の施術は完了です。
薬剤の塗布自体は10分程度で完了しますので、それほど長く時間が掛かる施術ではありません。
施術を受けた後の変化ですが、まずかさぶたのような薄い膜が形成されます。
白くなっている部分が浮いてくるものの、それが剥がれてくるとキレイな歯肉が蘇ってきます。
約1週間でキレイなピンクが蘇りますが、まだ十分ではない場合は再度の施術が必要になる可能性もあります。
特に問題がなければ施術は完了となり、さらに1週間ほどは丈夫な状態になるまでケアを意識した生活を送ります。
施術後の注意点に、まず痛みがある場合は痛み止めを処方してもらい対策をした方が良いでしょう。
痛みの出方には個人差があるものの、場合によっては痛みが強く口を開けにくくなることもあります。
また、食事の際にも不便になることも考えられます。
かさぶたが形成された時に無理に剥がさないようにすることも大事です。
気になってしまうこともあるかもしれませんが、無理に剥がすと症状が悪化する恐れがあります。
1週間ほどで完全に剥がれてなくなりますので、もし途中で気になるようならマスクをするなりして対策を講じると良いでしょう。
刺激になるようなことも控えなければいけません。
ピーリングをした後は非常にデリケートな状態になっていますので、香辛料やタバコ、コーヒーなどの刺激物には要注意です。
できるだけ清潔な状態を維持することも必要ですから口内環境が悪くならないように気を付けなければいけません。
実際に施術を受ける際の費用についてですが、金額は一概には言うことができません。
自由診療となるために各デンタルクリニックで金額を決めることができ、それぞれによって幅が見られるからです。
それでも大体1~6万円程度には収まることが多いです。
負担としては小さいとも言えませんので、よく比較をしてから決めるようにすることが大切です。
なお、ピーリングは定期的に受けなければいけないこともあります。
効果の持続性は約2~3年程度と言われ、ずっとキレイな状態が続いてくれるわけではありません。
元に戻ってしまう可能性もあるため、維持するには定期的な実施が必要になるでしょう。
それがひとつのデメリットでもあるものの、口元を魅力的に見せるための効果的なケアとして注目されています。