知っておきたいデンタルローンのメリットとデメリット

2017年11月15日

歯に行う治療によっては健康保険が適用されます。

虫歯や歯周病治療、入れ歯など、こういった一般治療の場合は保険を使えますので安価に済ませることが可能です。

しかしながらインプラントやオールセラミック、ホワイトニングなどの自由診療の場合ですと自費での治療となるため、時には高額の負担を負わなければいけません。

そこで役立つのがデンタルローンです。

デンタルローンとは?

知っておきたいデンタルローンのメリットとデメリット

歯の治療に対してローンを組むことができますから、月払いで少しずつ返済をしていくことが可能です。

これによって一括での支払いが難しい場合でも高額治療を検討することができます。

デンタルローンのメリット

デンタルローンの具体的なメリットとしては、金利の安さが挙げられます。

そもそもお金を用立てる方法には、クレジットカードのカードローンやキャッシングサービスなどを利用する手段もあり、そちらで対処することも可能です。

しかし金利に関してはデンタルローンの方が安くなっていますから、返済で苦労する可能性が小さいです。返済専用で利用するため、クレジットカードのように他の返済との負担増の心配がないのもメリットでしょう。

クレジットカードですと他の用途でも使えますから、例えばすでに返済の必要がある状況にあると、そこに治療費の返済も加わって負担が大きくなります。

その点、治療費だけの返済に専念できるデンタルローンなら負担増の心配がなく、さらには金利も低いために支払いもしやすいです。

返済のことを考えたら圧倒的に負担が小さくなりますので、後々に苦労したくない時に適している選択肢と言えるでしょう。

デンタルローンのデメリット

一方のデメリットは、誰でも利用できるわけではないことです。

ローンを組む以上、所定の審査をクリアしなければならず、状況によっては難しいことがあります。特に金利の低いローンですと審査が厳しくなる傾向があり、時には金利の高いローンを利用するしかないこともあるのです。

するとメリットでもあった返済のしやすさも打ち消されてしまいますから、場合によっては小さくない負担を負う羽目にもなり兼ねません。

そもそものデンタルローンが利用できないところがまだまだ多いのもデメリットと言えるでしょう。かかりつけの歯科で取り扱いがあれば良いのですが、取り扱っていないところもあります。そういった場合は個人で探して利用することになるために手間も掛かってしまうのです。

また、金利も高くなる恐れがありますから、利用のハードルも上がってしまうでしょう。追加で融資を受けたい場合に、スムーズにいかないことがあるのもデメリットのひとつです。

カードローンの契約と比べても複雑な手順となっていますので煩わしさを感じるかもしれません。そして追加融資の場合は再度の審査が必要です。

もし審査の結果駄目だった時には、別口でのローンを検討しなければいけません。治療を進めている場合ですと、途中で止めることも難しく、資金集めに奔走しなければならないのです。

まとめ

このようにメリットがある一方でデメリットもあります。返済の負担が少なくできる可能性があるために魅力的であるものの、審査のハードルやそもそもの取り扱いの有無などの問題もありますから、良いことばかりではありません。

しかしながらデンタルローンは高額治療にトライできるチャンスとなってくれるサービスですので検討してみる価値はあると言えるでしょう。

歯の悩みは一生の問題になることもありますし、美しく口元を整えることで人生が大きく変わることもあるのです。

費用の面で諦めてしまうのが良いのか、それともローンを組んででも治療を受けた方が良いのか、どちらの方が自身にとってメリットがあるのかよく考えて決断を下すと良いでしょう。