1ヶ月以内に終わる?ジルコニアセラミックの治療期間

2017年5月25日

前歯や奥歯など、虫歯や事故などで歯が折れたり欠けたりしてしまうことはよくあることです。

そういった場合に差し歯治療を受けるのであれば、前歯だときれいな見た目が必要ですし、奥歯だと噛む力に耐えられる強度が必要です。

保険治療で使われる銀歯は強度はあっても見た目がいいとは言えません。そこでジルコニアセラミックという治療に人気が集まっています。

ジルコニアセラミック

差し歯やインプラントの治療では人工の歯が使用されます。これまではプラスチックが使われることが多くありましたが、セラミックが使用されることもあります。セラミックは陶器や陶磁器と同じ素材ですが、アレルギーが少ないことや変色が少ないというメリットがあります。

中でもジルコニアセラミックは、人工ダイヤモンドと同じ素材を使用したセラミックのことです。これまでのセラミックと人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアで作られた人工の差し歯。これまでのセラミックと同じ特徴を持ちますので、見た目がキレイで自然というメリットがあります。

セラミックは透明感のある白さが特徴ですが、一カ所に力が集まると割れたり欠けやすいという欠点がありました。そこで奥歯などの治療の場合はジルコニアセラミックにすることで、白い見た目にできる審美性はそのままに強度を克服しました。希望する患者さんも増えている新しい治療ですが、保険外治療になるので治療費は高くなります。

治療期間1ヶ月以内?

治療期間は一般的な差し歯などと同様に、歯を削って土台を立てたり神経の治療を十分に行ってから、歯型を取る治療をして一週間程度したのちに完成したジルコニアセラミックを装着するという流れになります。

治療中は歯がないと困ってしまうので、仮歯を作り本物が入るまでの間を快適に過ごせるようにしてくれます。仮歯はあくまで仮のものですがお口の状態に合わせて作られます。仮歯の完成度の高さは歯科医の腕によってまちまちですが、噛み合わせが悪いと食事もきちんとできなくなってしまいますので随時歯科医師に相談しましょう。

これまでのレジン製の差し歯を治療に用いていた場合でジルコニアセラミックに変えたいという場合の治療期間は人によって異なりますが、交換をする歯の本数が少なく、特別な治療が必要ないという場合には1ヶ月以内に治療を完了させることが出来ます。

ただし、歯の根の治療が必要であるという場合には2ヶ月程度の治療期間となることもあります。おおよその治療期間については事前のカウンセリングで知ることが出来ますので確認すると良いでしょう。

保険が適用されない治療ですので費用についても確認をしましょう。なお、いくつかのクリニックに相談をした上で治療を受ける所を決めると良いでしょう。値段だけではなくクリニックの実績なども考慮して、歯科選びはよく検討するべき部分です。